初夏のクエ 芯温68℃低速調理 茄子のデクリネゾン
kue"rôti et déclinaison d’aubergines
初夏のクエ 芯温68℃低速調理 茄子のデクリネゾン

材料

分量
各手順に記載

手順動画説明はこちらから

クエ 芯温68℃低速調理

  1. クエを140gのポーションにカットする。塩を全体にまんべんなく振る。
  2. フライパンにオリーブオイルを加え、皮目を強火できつね色まで焼き、身は網に引っ付かない程度になるようサッと油にくぐらせる。
  3. 炭でゆっくりと火を入れていく。
  4. ある程度火が通れば、再度フライパンで皮目をバリバリになるまで焼き、半分にカットする。
  5. 仕上げに切った断面に塩を振る。

材料分量(4人前)

クエ
280g
慈眼の塩
適量

焼き茄子のソース

  1. クエの頭を半分に割り、目玉と血合いを取り除き、沸騰した熱湯で3分茹でて、臭みをとる。薄切りにしソテーした玉ねぎ、人参、セロリ、生姜に臭み抜きしたクエの頭、鶏ミンチ、しじみ、あさり、白粒胡椒を加える。 1度沸騰させ灰汁を取り除き弱火にして30分ジュを取る。1度冷やし浮いた油を取り除き、とろみがつくまで煮詰める。
  2. 茄子を直火で焼き、1本だけ焼いた皮をそのまま残し、残りの茄子の皮をすべて剥く。
  3. 皮をむいた茄子をテフロンのフライパンで火にかけ、全体量が半分になるまで水分をとばし味を凝縮させる。
  4. 皮を残した焼き茄子と、フライパンで炒めた焼き茄子をミキサーにかける。
  5. 煮詰めたジュを茄子のピューレで濃度をつけ、竹炭粉で色を付け、塩と生姜汁で味を整える。

材料分量(16人前)

クエの頭
800g
鶏ミンチ
500g
あさり
200g
しじみ
200g
茄子
460g
玉ねぎ
250g
人参
120g
セロリ
50g
オリーブオイル
30g
生姜
8g
ニンニク
4g
白粒胡椒
5粒
生姜汁
15g
竹炭粉
3g
慈眼の塩
適量

茄子のエカゼ

  1. 茄子を直火で焼き、綺麗に皮を剥く。
  2. 皮を剥いた茄子を、テフロン加工のフライパンで、全体量が半分になるくらいまで味を凝縮させる。
  3. 塩で味を整える。

材料分量(4人前)

茄子
4本
慈眼の塩
適量

青茄子のコンフィ、キャラメリゼ分量(8人前)

  1. 青茄子のヘタを落とし、皮を剥く。
  2. 真空袋に皮を剥いた青茄子とグレープシードオイルを入れて真空する。
  3. 蒸し器に20分入れて火を通す。
  4. 油を切ってポーションカットしてフライパンで油を抜くようにキャラメリゼする。
  5. 塩で味を整える。

材料

青茄子
1本
グレープシードオイル
150g
慈眼の塩
適量

焼き茄子パウダー

  1. 剥いた焼き茄子の皮を乾燥させる。
  2. ミルミキサーで細かく粉砕する。

材料

焼き茄子の皮
適量

盛り付け

  1. 茄子のエカゼ、キャラメリゼ、パウダー、ソースを盛り付けて、クエを盛る。

唐渡 泰シェフ プロフィールlumière オーナーシェフ

唐渡 泰シェフ
1963年
鳥取県生まれ
1983年
辻学園調理製菓専門学校卒業
大阪・心斎橋の洋食店へ。そこで刺激を受けて、フランス料理の道を選ぶ。
幻の名店【ジャン・ムーラン】
ミシュラン三ツ星【ラ・コート・ドール】
神戸ベイシェラトン&タワーズ】料理長
【神戸北野ホテル/イグレッグベガ】料理長
2006年
フレンチレストラン 「リュミエール」開業
2010年
「リュミエール レスプリカ」開業
2011年
「ダマンリュミエール高島屋大阪店」開業
2012年
「ダマンリュミエール阪急うめだ本店」開業
2013年
「リュミエール大阪KARATO」開業
2019年
「Pain KARATOブーランジェリーカフェ」開業
「唐渡」開業
2021年
「ビストロカラト 心斎橋PARCO」開業
「ビストロカラト 高島屋大阪店」開業
  • 著書「野菜の美食」

‟野菜の美食“をテーマに自身の料理を追求しながら、レストラン経営、飲食事業のプロデュース、フランス老舗紅茶「ダマンフレール」の輸入をおこなう。
リュミエールグループ代表として、現在8 店舗(レストラン5店舗、ティーサロン2店舗、ブーランジェリー1店舗)を展開。2022年2店舗開業準備中。

食育や地域の食文化振興、各料理コンクールの審査員、国内外での美食会・コラボレーションイベントに参画する。
『ミシュランガイド』では12 年連続して星を獲得した。